この記事で分かること↓
- 縮毛矯正とパーマを一緒にする方法。
- 縮毛矯正とパーマをかけるにあたりの注意点。
- お手入れのコツ
くせ毛で縮毛矯正をかけていても、たまには毛先を華やかなウェーブヘアにしたいなと思ったりしませんか?
実は縮毛矯正にパーマをかけることは可能なんです!
今回は現役美容師でもあるNORAが縮毛矯正にパーマをかける方法と注意点、お手入れのコツまで紹介します。
「縮毛矯正もパーマもどちらもかけたい!」という方はぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事を書いた人↓
縮毛矯正とパーマを同時にすることはできるの?
結論を先に行ってしまうと、縮毛矯正をかけた髪にパーマをかけることは可能です。
そして縮毛矯正もパーマも同時にすることができるのです。
しかし、縮毛矯正にパーマをかけるには条件があります。
それはデジタルパーマでかけることです。
デジタルパーマと縮毛矯正
最初にデジタルパーマと縮毛矯正について説明します。
デジタルパーマも縮毛矯正どちらも熱を加えるパーマで、もちが良いのが特徴です。
- デジタルパーマ…薬剤で髪の結合を切断し、熱を加えて乾燥させることによって形を作るパーマ。
- 縮毛矯正…薬剤で髪の結合を切断し、ストレートアイロンで熱を加えながら癖を伸ばして再結合させる技術。
個人差はありますがデジタルパーマは約6ヶ月、縮毛矯正は半永久的にスタイルが維持されます。
(デジタルパーマは縮毛矯正と同じく半永久的にもつとも言われていますが、かける温度などの影響もあり、平均としてもちは約6ヶ月程度。)
縮毛矯正は根本の生えてきた部分はくせ毛のままなので、定期的にかけ直しは必要です。
縮毛矯正をかけた髪は、熱を利用して髪の結合を真っ直ぐにしています。
そのため同じ原理を利用したデジタルパーマでしかパーマをかけることができないのです。
普通のパーマ、ストレートパーマとの違いは?
では普通のパーマとデジタルパーマ、ストレートパーマと縮毛矯正はそれぞれどのような違いがあるのでしょうか?
大きな違いは熱を加えるか否かです。
普通のパーマはコールドパーマ、ウォーターパーマなどと呼ばれるように、薬剤の力でのみ髪にウェーブをつけます。
パーマのもちは約2~3ヶ月。
それと反対にデジタルパーマは熱を利用して形を作るため普通のパーマより形を維持する力は強くなります。
しかし、その分ダメージも強いです。
普通のパーマ | デジタルパーマ | |
熱 | 加えない | 加える |
スタイルが維持される期間 | 約2~3ヶ月 | 約6ヶ月 |
ダメージ | 弱い | 強い |
ウェーブ | 細かいウェーブも可能。
濡れている状態が一番ウェーブが出る。 |
コテで巻いたような大きめなウェーブ。
乾いた状態が一番ウェーブが出る。 |
そしてストレートパーマもまた、薬剤でのみ施術をします。
ストレートパーマの場合、薬剤は縮毛矯正と同じものを使います。
しかし熱を加えないため、本来のくせを真っ直ぐにするほどの力はなく、パーマをかけた髪を元に戻すことを目的としています。
ストレートパーマ | 縮毛矯正 | |
熱 | 加えない | 加える |
ダメージ | やや弱い | 強い |
目的 | パーマを元に戻すだけ | くせ毛を直毛にする |
カラーも一緒にできる?
縮毛矯正とパーマが同時にできると知ると「カラーも一緒にしたい!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
縮毛矯正とパーマを同時にしたときにカラーを一緒にすることはできます。
しかし髪へのダメージはかなり大きくなってしまうことを頭に入れておきましょう。
髪の状態によっては縮毛矯正とパーマのもちを悪くしないために、別な日を提案されることもあります。
縮毛矯正とパーマをかけるときの注意点
縮毛矯正とパーマを一緒にする場合には4つの注意点があります。
綺麗な髪を維持するためにも以下のこと気を付けましょう。
注意点1.まる1日は髪を濡らさない
注意点1つ目は「まる1日は髪を濡らさない」です。
縮毛矯正やパーマで1度切った結合は再結合して元の状態に戻るまで少し時間がかかります。
そのため24時間経たない内に髪を濡らしてしまうと縮毛矯正とパーマがとれてしまう可能性があるのです。
もう1度かけ直すことになると、さらにダメージが蓄積されます。
1度でもちの良いスタイルを作れるように、かけてから24時間はシャンプーや雨などによって髪を濡らさないように注意しましょう。
注意点2.ダメージが強くなる
注意点2つ目は、「ダメージが強くなる」です。
縮毛矯正もデジタルパーマもどちらも熱を利用してスタイルを作るため、とてもダメージが強い施術になります。
特に縮毛矯正していた髪にデジタルパーマをかけると、パーマをかける部分は何度も熱のダメージを受けていることになるのです。
ダメージが蓄積されていくと、枝毛や切れ毛などがいつもより気になる可能性が出てきます。
酷い場合だとたんぱく質が変性してしまい質感が硬くなったりチリついたりしてしまうのです。
縮毛矯正にパーマをかける際はダメージはかなり強くなることは覚悟してください。
そしてできればダメージを軽減させるためにもトリートメントも一緒にしましょう。
枝毛や切れ毛に悩んだら、こちらの記事も参考にしてください。
注意点3.髪の状態によっては上手くかからない可能性もある
注意点3つ目は、「髪の状態によっては上手くかからない可能性がある」です。
縮毛矯正した髪にパーマをかけるとダメージが強くなるとお話ししました。
そのため髪の状態によってはダメージが上乗せされることにより、イメージをしていたヘアスタイルにならないということもあります。
ダメージは一見あまり無いように見える場合もあります。
日頃どんなお手入れをしているのかなども担当の美容師さんに話すことにより、失敗を防ぐことができます。
施術を受けるときには、どのくらいのペースで縮毛矯正をかけていたのか、普段はアイロンを使用するのかなどできるだけ詳しく伝えるようにしましょう。
綺麗なカールやウェーブを同時に出すためにも、髪のコンディションをしっかり整えた状態でチャレンジしてくださいね。
注意点4.パーマは約半年期間をあける
注意点4つ目は、「パーマは約半年期間をあける」です。
パーマをかけたところは理論上は縮毛矯正と同じく半永久的にもつとも言われています。
しかしながら、やはりかけてすぐの頃よりもウェーブが出にくいと感じる人もいらっしゃるのも事実です。
もし毛先にパーマをかけ直したいと思ったら、できれば約半年は期間をあけるようにしてください。
毛先に過度にパーマをかけるとウェーブが思うように出ず、チリチリになってしまいます。
2ヶ月~4ヶ月程度であれば、髪の量を調整するだけでもパーマが復活する場合もあります。
担当の美容師さんとよく相談しましょう。
縮毛矯正とパーマを同時にした後のお手入れのコツ
では縮毛矯正とデジタルパーマを同時にかけた後はどのようにお手入れすれば良いのでしょうか?
お手入れのコツを3つご紹介します。
お手入れのコツ1.乾かすときは根本から乾かし、毛先は最後にくるくるねじる
お手入れのコツ1つ目は、「乾かすときは根元から乾かし、毛先は最後にくるくるねじる」です。
基本的に乾かし方はパーマをかけた髪と同様で、最初は根元を中心に乾かしていき、よく乾いたら毛先を乾かしましょう。
毛先を乾かすときにはバサバサと毛先を散らせてしまうと思うようにウェーブが出ない場合があります。
毛先はくるくるとねじってウェーブを出しましょう。
ある程度ウェーブが出てきたらウェーブを掌にのせてしっかり乾かします。
お手入れのコツ2.質感が軽いアウトバストリートメントを使う
お手入れのコツ2つ目は、「質感が軽いアウトバストリートメントを使う」です。
アウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)は、たくさん種類があってどれを使えば良いのか迷ってしまいますよね。
ダメージが強いならしっとりタイプが良いのでは?と思いがちですが、そうとも限りません。
あまりに重すぎるものだと逆にウェーブがだれてしまうので、ミルクタイプやエマルジョン、軽めのオイルなどを使うようにしましょう。
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お手入れのコツ3.朝は毛先を1度濡らして乾かしてセットし直す
お手入れのコツ3つ目は、「朝は毛先を一度濡らして乾かしてセットし直す」です。
パーマをかけたらそのままでも良いのでは?と思う方もいらっしゃると思います。
しかし寝ている間に絡まった髪をほぐすことはもちろん、頭皮に程よい刺激を与えたり髪にツヤを与えるうえでブラッシングは大事です。
パーマをかけていても朝起きたらブラッシングは軽くしてください。
その上で1度毛先を濡らして再度乾かしてセットし直すようにすると良いでしょう。
まとめ.縮毛矯正とパーマを同時にするときはお手入れを入念に!
くせ毛が気になって縮毛矯正をかけていても、毛先にはウェーブが欲しくなったりしますよね。
コテで巻くにも苦手でどうしもパーマをかけたいという方はデジタルパーマであればかけられます。
しかしダメージは大きくなるということは避けては通れません。
縮毛矯正とパーマをかけるときの注意点4つ、お手入れのコツ3つを頭に入れ、できるだけダメージを軽減しましょう。
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あなたもぜひ挑戦してみてくださいね。
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