枝毛・切れ毛を改善したい!原因とケアのコツを知ってあなたの髪も綺麗になる

こんな人に読んでもらいたい

  • 髪が上手くまとまらない
  • 最近枝毛や切れ毛が気になる

 

私は美容師の仕事をしている中で、お客様からよくこのようなお悩みをたくさん耳にします。

 

率直に言いますと1度傷んだ髪は元の髪には戻りません。

しかし、しっかりケアをしていけばかなり改善することができるのですよ。

 

今回は枝毛や切れ毛などのダメージ毛になる原因とその対処法についてお話しします。

少しでもあなたのヘアケアの参考になれば幸いです。

 

目次

枝毛・切れ毛はどんな時に起こる?

枝毛、切れ毛はどんな時に出てくるのでしょうか?

 

それはずばり髪が痛んだ時。

 

  • ドライヤー・アイロンのし過ぎ
  • ブラッシングのし過ぎ
  • カラー・パーマ
  • 紫外線

 

などで髪がダメージを受けます。

 

髪の構造とダメージ

髪がダメージを受けると髪を覆っているキューティクルという膜が傷つき、中に入っている栄養(間充物質)が流失してしまいます。

髪はいくつかの繊維がこの栄養によってくっついて形成されているのですが、栄養が流れ出ることによって繊維同士が離れやすくなってしまいます。

すると傷つきやすい毛先の方から裂けてしまったり、髪の中間部から切れてしまうのです。

これがいわゆる枝毛と切れ毛です。

 

引用:女性のための髪の基礎知識 髪の毛の構造と髪が生える仕組みより

  • キューティクル…うろこ状の髪の表面を覆うもの。髪の内部の保護をしている。
  • コルテックス…繊維状の細胞が存在し、その間を間充物質(髪の栄養)などが満たしている。
  • メデュラ…髪の芯となる部分。幼児や髪が細い人には存在しない場合もある。役割はまだ分かっていない。

     

    枝毛・切れ毛を防止するにはいかにこのキューティクルが剥がれ落ちて栄養素が流出するのを防ぐかが重要になってきます。

     

    枝毛・切れ毛の原因となるもの

    枝毛・切れ毛の原因となるものは、5つあります。

    1. 摩擦によるもの
    2. カラーやパーマによるダメージ
    3. アイロンやドライヤーの熱によるダメージ
    4. 静電気や紫外線などの環境による刺激
    5. 栄養不足やホルモンバランスによる内的要因

       

      1つずつ詳しく解説していきますね。

       

      原因①:摩擦によるもの

      枝毛、切れ毛になる原因1つ目は摩擦によるものです。

       

      摩擦というと少々イメージしにくいかもしれませんが、「髪が濡れたまま寝てしまう」「過度なブラッシング」などによって、髪が擦れてしまいキューティクルが剥がれてしまうのです。

      髪を自然乾燥させることは、一見熱を加えない分、傷まないのではないかと思う方もいらっしゃると思います。

       

      しかし濡れた状態の髪はとてもデリケートな状態なので、少しの刺激でもダメージを受けてしまうのです。

      乾かすのが面倒に感じても乾かすようにしましょう。

       

      また、ブラッシングは髪の絡まりを取ったり、頭皮への適度な刺激として大きな役割を担っていますが、必要以上にしてしまうと、逆に髪を傷ませてしまうので注意が必要です。

      原因②:カラーやパーマによるダメージ

      原因2つ目はカラーやパーマによるダメージです。

       

      カラーやパーマは薬液の科学反応により髪へダイレクトに作用します。

      したがって、1回の施術だけでも髪には相当負荷がかかっているのです。

       

      特にカラーであれば明るめの色やブリーチ、パーマであれば縮毛矯正やデジタルパーマなど髪のたんぱく質に働きかけるものは特に髪を傷ませてしまいます。

      暗めの色や髪に優しいお薬を使ったパーマでも、頻繁に繰り返すことによってダメージが蓄積されて枝毛や切れ毛を作る原因になってしまいます。

      原因③:アイロンやドライヤーの熱によるダメージ

      原因3つ目はアイロンやドライヤーの熱によるダメージです。

       

      アイロン(ストレート、コテ)、ドライヤーは日常的に使う方が多いと思いますが、これも髪を傷ませる原因になってしまいます。

      なので、頻繁に使う際は低温に設定するなどなるべくダメージを与えない工夫が必要です。

       

      また前述したように、ドライヤーで髪を乾かさないことも髪のダメージに繋がります。

      しかし、乾かしすぎるのも髪のキューティクルを剥がし過ぎてしまうので、8割くらいを目安に乾かすようにしましょう。

      原因④:静電気や紫外線などの環境による刺激

      枝毛や切れ毛になる原因4つ目は、静電気や紫外線などの外的要因による刺激です。

       

      静電気が発生すると、キューティクルが剥がれやすい状態になり、些細なことでもすぐに髪がダメージを受けます。

      静電気は乾燥している条件下で起こりやすいので、保湿効果のあるトリートメントを使ったり、スタイリングの仕上げに油分の入った艶出しスプレーを使うと良いでしょう。

       

      また紫外線は髪のたんぱく質に影響を与えます。

      特にプールや海水浴では髪が濡れた状態で紫外線を浴びてしまうので、より影響を受けてしまい枝毛、切れ毛だけでなくパサつきやごわつきなど様々な髪のトラブルを招いてしまいますよ。

      肌だけではなく、髪にもUVスプレーなどで紫外線対策をしたり、帽子を被ったりして髪を紫外線から守っていきましょう。

      原因⑤:栄養不足やホルモンバランスによる内的要因

      枝毛、切れ毛になる原因5つ目は栄養不足やホルモンバランスによる内的要因です。

       

      髪の毛は頭皮の毛細血管から栄養を取って生成されます。

       

      栄養が不足すると、毛細血管に十分な栄養素が行き渡らないので、髪が細くなったり抜けやすくなります。

      そうすると、キューティクルの枚数が少なくなるので、枝毛や切れ毛になってしまうのです。

      美容師直伝!枝毛・切れ毛のケアのコツ

      枝毛や切れ毛の原因はお分かり頂けたと思いますが、どのようなケアをしていけば良いのでしょうか?

      枝毛や切れ毛で髪がボロボロ!という方にケアコツをお教えします。

      ケアのコツ①:洗う前にしっかりブラッシングをする

      コツ1つ目は、髪を洗う前にしっかりとブラッシングをすること。

       

      やり方は毛先の絡まりを取ってから徐々に根元に向かっていきしっかりとブラッシングします。

      いきなり根元から毛先に向かって一気にとかしてはいけません。

      毛先が絡まったままいきなり根元からブラッシングすると、髪にダメージを与えてしまいますよ。

      ケアのコツ②.シャンプーやトリートメントはシリコン入りを選んで洗う

      コツ2つ目は、シャンプーとトリートメントはシリコン入りを選んで洗んで洗うこと。

       

      シリコンは髪の表面を覆ってくれるもので、傷ついたキューティクルを上から覆って髪の栄養が外に流出するのを防いでくれます。

      トリートメントだけではなく、シャンプーにもシリコンが入っていた方が、洗っている際に髪がギシギシすることがありません。

       

      一時期はノンシリコンタイプのものが流行しましたが、すでにダメージがある方はシリコン入りのものを選んだ方が断然手触りも良くなります。

      (頭皮や皮膚が弱い方はノンシリコンタイプの方がおすすめです。)

      ただしあまりにシリコンが多すぎるものだと、カラーやパーマをする際に邪魔をしてしまうのでシャンプー、トリートメント選びには注意も必要ですよ。

      ケアのコツ③:乾かす前は必ず洗い流さないトリートメントを使う

      コツ3つ目は、髪を洗った後は必ず洗い流さないタイプのトリートメントを使うこと。

       

      洗い流さないトリートメントを使うことでドライヤーの熱から髪を保護してくれます。

       

      実際、洗い流さないトリートメントを使った場合と使わない場合ではどのくらい違いがあるのか、ウイッグを使って実験してみました。

      これを片側だけ洗い流さないトリートメントをつけて乾かしてみます。

      シャンプー、コンディショナーは同じものを使用しています。

      次の写真は左が洗い流さないトリートメント不使用、右が使用して乾かしたものです。

      洗い流さないトリートメントを使った方が、面が整ってまとまりがあるように見えますよね。

      また、触ってみると未使用では少し毛先が引っかかり、使用した方はサラサラつやつやに仕上がりました。

       

      洗い流さないトリートメントも今はオイルやミルクタイプなど数多くの種類が出回っているので、自分に合ったものを選びましょう。

      ケアのコツ④:1日の始まりには髪にもUVケアを!

      ケアのコツ4つ目は、日中の髪のUVケアです。

       

      肌の日焼け止めはされている方が多いですが、髪は意外と見落としがちになります。

      肌と同じように、髪にもUVカットスプレーを付けてあげるとかなり改善されますよ。

       

      また帽子を被るのも良いでしょう。

      帽子を被る際は出来るだけ髪が帽子で隠れるようにしてくださいね。

       

      屋外プールや海水浴に行く場合は、上がった後にしっかりタオルなどで水分を拭き取りできれば早めに乾かすようにしましょう。

      お家に帰ったらしっかり洗い、トリートメントでのケアもしてあげるとなお良いです。

      これがあると便利!枝毛・切れ毛のお悩み解消グッズ

      では枝毛・切れ毛に最適なオススメグッズもご紹介します。

       

      数ある商品から選ぶのが難しい方は、ぜひ参考にしてくださいね。

       

      おすすめグッズ①:ウェットパドルブラシ

      おすすめグッズ1つ目はウェットパドルブラシ」です。

      髪をとかすと引っかかる人にはかなりおすすめの商品です。

      とかしやすくて頭皮にも程よい刺激でリラックス効果も期待できます。

      画像:Martより引用

      髪への負担を軽減しながら、髪がツヤツヤになりますよ。

       

      お値段も税込み¥2,000円以下でとってもコスパが良いです。

      (送料は別途かかります。)

       

       

      おすすめグッズ②:BOTANIST ダメージケア シャンプー、トリートメント

      おすすめグッズ2つ目はBOTANISTダメージケア シャンプー、トリートメント」です。

      画像:価格ドットコムマガジンより引用

      サロン専売のものは確かに良いものがたくさんあるのですが、何と言ってもお高い…。

      毎日のシャンプーで使い続けるのは中々難しいですよね。

       

      そこで市販で売っているシャンプー、トリートメントで1番良いものを探してみました。

      それがBOTANIST ダメージケアシリーズ」でした。

      さっぱりとした使用感で、かつ洗い上りは髪が重くならずまとまります。

      自分に合うシャンプーが分からないという方にはぜひ使っていただきたい商品です。

       

      香りはシャンプー、トリートメントで違うのですが、どちらもフルーツ&フラワー系で少し甘い良い匂いですよ。

      おすすめグッズ③:ミルボン ジェミールフラン メルティバターバーム

      おすすめグッズ3つめは、「ミルボン ジェミールフラン メルティバターバーム」です。

      画像:bibloより引用

      夜髪を乾かす前にこのバターバームをつけると、ドライヤーの熱で成分がじんわり溶けて髪を滑らかにまとまりよくしてくれ、更に朝まで維持してくれます。

      (ケアのコツ3で使用した洗い流さないトリートメントはこちらのアイテムを使いました。)

      私も毎日使ってますが、次の日髪がまとまりやすくて忙しいけど髪をケアしたい方にはとてもおすすめですよ。

      おすすめグッズ④:コーセー サンカット 日焼け止め透明スプレー

      おすすめグッズ4つ目はコーセー サンカット 日焼け止め透明スプレー」です。

      画像:GIRLS HAPINESSより引用

      紫外線は夏の日差しの強いときだけではなく、1年中私達に降り注がれます。

      油断しやすい春、秋、冬も紫外線はあります。

      特に冬でも紫外線はあり、スキー場のゲレンデなどでは紫外線が強い傾向にあるのでウインタースポーツをされる方は注意が必要です。

      お出かけする前にこのスプレーを1振りしてあげるだけでも、髪への紫外線のダメージを軽減できるでしょう。

       

      「コーセー サンカット 日焼け止め透明スプレー」はドラッグストアでも手に入るくらいお手軽なので無理なく1年中使えます。

      また肌にも使うことができますよ。

      今なら2個セットでお得に購入できます。

      まとめ:髪を綺麗に保とう!

      今回は枝毛や切れ毛になる原因から、ケアのコツをご紹介しました。

      • 枝毛、切れ毛になる原因 5つ
      • ケアのコツ 4つ

       

      おすすめグッズのリンクも貼っておきますね。

       

      原因とケアのコツを理解すると、髪のダメージとなる習慣を改善したり、日ごろのケアの見直すことができます。

      日々の積み重ねで、髪を綺麗に保つことができますよ!

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      この記事を書いた人

      現役美容師ノラが自身の経験や知識から、美容情報や恋愛について発信していきます。
      
摂食障害の経験から心理学や脳科学に興味を持ち本から知識を得て実践し克服した経験あり。
      
*このブログAmazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。

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